柏→飛騨 出会いの連鎖
第二回柏の葉「住まいるパーク」の展示、終了しました。
足をお運びいただいた皆様、ありがとうございました! 出会いってホントに面白いですね。 今回は一枚板のご注文をいただいていたお客さまに、飛騨から運んできた板を見てもらいました。 とっても気に入ってもらって、会場では盛り上がってのですが、寸法を確認してみると大きすぎ! 飛騨に戻って、改めて探してみました。 お付き合いのある製材所にはすでにあたっているので、手当たりしだい目に付いた製材所に飛び込み。 高山のほとんどの製材所は、賃挽きといってお客さんの持ち込んでくる丸太を板にするだけ。したがって板の在庫を持っていないんです。いくつも断られた後で、ある製材所で「うちはないけどなぁ、ちょっと待てよ........。あんたんとこで、こげないたあらすか?」と、たまたま製材所にきていたおじさんに声を掛けてくれたんです。 「.........あんた、住まいはどこ?」 いかつい顔に似合わない優しい声でした。 この問いって、田舎の排他的な感覚ととらえる人もいるかもしれないのですが、僕の感覚からすると「身うち、親戚かも知らん?」という共通項を探すうれしい気持ちから出た言葉だと思うんです。 だから僕が移住者だと告げても、つれないことは言わない。 事情を話すと、しばらく考えてから「そしゃ、ちっといってみっか?付いてこられい」 このおじさん、実は名のある宮大工の棟梁。 着いた先にはさまざまな樹種の在庫。 これがいい材だけを趣味で集めた宝の山!! 好きな板を分けてくれるとのこと! ぱっと出会って、こんな親切に触れると堪えきれなくて、涙が出てきます。 だって、この材は丸太で10年、製材して板になってから20年乾燥させているんです。 30年の歴史、お金では買えません。 こんな優しさに出会うことができたのも柏の葉での、お客様との出会いがあったから。 人と人がつながる喜び、それをつなげていける仕事をしていきたい! 忘れずにいたいです。
by daifunka_blog
| 2010-06-12 00:26
| 飛騨暮らし
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