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ナチュラルエッジのテーブル

製材所に丸太が運び込まれるとまず、機械でガリガリガリと皮をむかれる。
丸太は地面をころがされ泥や石がめり込んでいるので、このまま製材機にかけると刃物が傷んでしまうからだ。

板になってもこの時のガリガリ痕が残っている。
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うちの工房ではこのガリガリ痕がなくなるところまで年輪をたどって削り出すのが定番のスタイル。
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ノミや彫刻刀を使って数年分の年輪を掘り出していく

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それはまさに遺跡の発掘のよう。刷毛やコテでひとかきひとかき土をよけて少しずつ時間を遡っていくように、僕らはノミを頼りに年輪に秘められた時間をたどっていく。




























by daifunka_blog | 2014-06-03 20:33 | 新作、オーダー家具
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