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自然と不自然

畑を始めた時、近所のばあちゃんに「はりきりやでな」としばしば言われた。

???まあ、お年寄りだし、「やさいの成長が楽しみで、日々の暮らしに張りがでる」という意味なんだろうと思っていた。



今年は僕が畑担当。いままで一度も収穫まで至らなかったニンジンにも取り組んだ。
一度目は、種をまいた後、出張が入って、水やりが出来ず失敗。
2度目は、たっぷり水をやって、透明マルチ(ビニールシート)で被ってから出張に出かけた。
今度は芽が出たものの、もやしのようにひょろっひょろ。すぐに溶けてなくなってしまった。

さあ、こんどこそ!

たっぷり水を遣った畑に種をまいて、土をかぶせて固くかためる。その上に藁をかぶせてまた水やり。
5日後、芽が出たので藁を少しどかして日を当てる。少しづつ藁を減らして、自力で成長できるように鍛える。

毎日毎日、気を使っていなくちゃならない。

ばあちゃんが言ってたのは「気を張らなくちゃいけないからがんばれよ!」という意味だったんだな。

経験がなければ言葉を知ることが出来ない。

豊かな日本語を大事にするには、机の上や紙の上だけじゃなくて、畑や森、風、流れ、暗闇、季節の香り、、、体で味わうことも必要なんだよね。

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お隣さんのジャガイモ畑。一夜にして全滅。犯人はニジュウヤホシテントウ(テントウムシモドキ)の幼虫。
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これがそれ。まるでヘルメットを脱いだプレデターの頭みたいにブヨブヨしてて、気味の悪い黄色。まったく毒はないんだけど、見た目は強い毒をもつイラガの幼虫みたい。
こいつら絶対、人に嫌われるためにこんな格好してるんだ!

成虫の行動を観ててもそれはわかる。
近づくと、振動を察知して、コロコロコロと転がって隠れてしまう。人間の行動に合わせて、傾向と対策を練ってきたに違いないのだ。

人間も自然の仕組みの中に、組み込まれているんだなぁと、感慨にふけってみたのだが、、、、

そもそもジャガイモは人工的に品種改良されて野生の植物から野菜に変身した。人工的な植物である野菜を餌にして生きているこのジュウニヤホシテントウは、つまりは人間が生み出した生き物とも言える。

このテントウムシモドキ、実は不自然な生き物なんじゃないの!?

と、ここまで考えて、自然/不自然、人工/自然という分け方が不自然なのだ!と気づいた。
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我が家のジャガイモ畑。まだまだ元気。奥に見えるのは日本ミツバチの巣箱。畑の真ん中にあるのは、モグラよけの風車。みんな生きてます。
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今日は、仲間でやってる無農薬米作りの田んぼの草取り。
稲の周りの泥を掻いて、雑草を取り除き、根っこに新鮮な水が回るようにしてやるという作業。

ヒシや稗などの雑草がターゲットになるんだけど、こいつらもまた人の思惑を把握していて、稲の根元にひっつくように生えている。こいつらを素早く目ざとく見つけ、排除し、同時に田んぼならではのちょっとエッチな話をテンポ良く、深みにはまらず会話していく。

平安のやまとことばの、たおやかさの原点でもあります。
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by daifunka_blog | 2010-06-27 21:02 | 飛騨暮らし

柏→飛騨 出会いの連鎖

第二回柏の葉「住まいるパーク」の展示、終了しました。

足をお運びいただいた皆様、ありがとうございました!
出会いってホントに面白いですね。
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今回は一枚板のご注文をいただいていたお客さまに、飛騨から運んできた板を見てもらいました。
とっても気に入ってもらって、会場では盛り上がってのですが、寸法を確認してみると大きすぎ!


飛騨に戻って、改めて探してみました。
お付き合いのある製材所にはすでにあたっているので、手当たりしだい目に付いた製材所に飛び込み。

高山のほとんどの製材所は、賃挽きといってお客さんの持ち込んでくる丸太を板にするだけ。したがって板の在庫を持っていないんです。いくつも断られた後で、ある製材所で「うちはないけどなぁ、ちょっと待てよ........。あんたんとこで、こげないたあらすか?」と、たまたま製材所にきていたおじさんに声を掛けてくれたんです。

「.........あんた、住まいはどこ?」

いかつい顔に似合わない優しい声でした。
この問いって、田舎の排他的な感覚ととらえる人もいるかもしれないのですが、僕の感覚からすると「身うち、親戚かも知らん?」という共通項を探すうれしい気持ちから出た言葉だと思うんです。
だから僕が移住者だと告げても、つれないことは言わない。

事情を話すと、しばらく考えてから「そしゃ、ちっといってみっか?付いてこられい」

このおじさん、実は名のある宮大工の棟梁。
着いた先にはさまざまな樹種の在庫。
これがいい材だけを趣味で集めた宝の山!!
好きな板を分けてくれるとのこと!
ぱっと出会って、こんな親切に触れると堪えきれなくて、涙が出てきます。
だって、この材は丸太で10年、製材して板になってから20年乾燥させているんです。
30年の歴史、お金では買えません。
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こんな優しさに出会うことができたのも柏の葉での、お客様との出会いがあったから。
人と人がつながる喜び、それをつなげていける仕事をしていきたい!

忘れずにいたいです。
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by daifunka_blog | 2010-06-12 00:26 | 飛騨暮らし

柏の葉 「住まいるパーク」展示第2回

さて、6月に入りました。

今月も「柏の葉住宅展示場 住まいるパーク」で展示します。
http://www.e-a-site.com/exhibition/cat76/cat88/cat125/tenji.php


「テーブル工房」
自分でテーブルをデザインしよう♪

5日(土曜日)、6日(日曜日)
11時~17時



今回も、いろんな樹種の板を用意しました。

実際の材に触って、樹種から、板の並べ方、裏表、大きさ、形まで自分で選んで決めることができる企画。
木は一本一本木目に個性があるので、並べ方だけで表情がガラリと変わります。
パズルみたいで楽しいですよ。

珍しいアフリカの木や、なじみ深い桜、クリ、クルミなど、匂いや肌触りも味わっていただきたい。


トレーや、ミラー、tuBomiランプの新作や、大噴火オリジナルの桐のダイニングチェアー”yuKata"シリーズ、人気のkids chair &tableのセットなども展示販売します。


椅子もやはり、座ってみないと良さがわからないもの。湯上りに着る浴衣のような桐のいすの肌触り、ぜひ味わってほしいです。

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お待ちしてます♪
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by daifunka_blog | 2010-06-01 01:25 | 展示会・イベント