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あれもこれも途中だけど

明日から出張なので、一時製作中断。

栗のダイニングテーブル2台は仕上げ中。桐のいすも加工は終了、これから仕上げと組み立てがある。

ならの円卓火鉢テーブルはここまで。

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早く進めたいなあ!このテーブルは脚がダイナミックなデザインになる予定。楽しみ♪





















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by daifunka_blog | 2014-06-25 10:40 | 新作、オーダー家具

桐のいす製作~梅雨最盛期~

展示会でいただいた注文がたまっているのでどんどん作る。

テーブルは1台1台、木の表情を味わい活かしながら作るので、木と自分、向き合い、対話しながら。どちらかというと孤独な作業になる。


一方、いす製作はオーダーしてくれた方との会話を思い出しながら、いすを届けた時の表情を思い浮かべながら作るので楽しい♪
思い浮かべる相手がいるって幸せですね。


ほぞ穴加工

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この穴に「ほぞ」を差し込んで接合する木組みの1種。
法隆寺も同じく木組みでできているように、長持ちする構造。木と木、同じ硬さ、同じ性質のものを組み合わせることで、気候や経年の変化にも耐えれる。


ほぞ加工

桐のいすは接合部のすべてが「2段ほぞ」。加工には手間がかかるけれど、耐用年数を考えれば少しくらい製作に時間がかかったといっても微々たるもの。
「2段ほぞ」は経年変化で木が痩せてきても、ほぞとほぞの間隔も締まっていくのでより強度が出るのです。

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ほぞ加工終了

構造にとって肝心かなめのほぞが決まったところで、成形などの加工が始まる。
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いす製作の間にテーブルも進める。

これは1m20㎝の円卓火鉢テーブルになる予定。久しぶりに楢材で作る。板幅60㎝の北海道産ミズナラを2枚接合!これを丸く切り抜いてしまうのは贅沢だなぁ!

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梅雨も盛り。草むらではカタツムリが人目もはばからずいちゃいちゃ。
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by daifunka_blog | 2014-06-23 11:14 | 新作、オーダー家具

サマークラフトコレクション in 渋谷ヒカリエ

Bunkamura Galleryと渋谷ヒカリエ8/courtを会場に160名の作家が集まるクラフトフェア

6/28(土)~7/1(火)に、渋谷ヒカリエ8/court(8F)に僕も出展します。

http://www.hikarie8.com/



大噴火の年内の展示会は東京ではあと2回のみ。ヒカリエの後は9月になります。
是非この機会に桐のいすyukata chairに実際に座って欲しい。

イスって見ただけじゃわからない。正しく座らないとそのイスの意味を知ることができないものです。
毎回、展示会では通りすがりに座って「なにこれーっ!?きもちいい♪」と驚かれる方が見られます。

意外なすわり心地を試しにいらしてくださいませ♪
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by daifunka_blog | 2014-06-19 09:39 | 展示会・イベント

栗のダイニングテーブル パンゲアスタイル

僕が作るテーブルをパンゲアスタイルと呼んでいる。

かつて地球上の大陸が一つにつながっていた時代があった。それがばらばらに移動して今の姿になっている。子供のころにそんな話を読んですごく興奮したものだった。

ある時、同じ丸太から製材した、いわば兄弟の板を二つ並べてみるとパズルのようにぴたり繋がるではないか!
南アメリカ大陸とアフリカ大陸の海岸線がつながることに気づいて大陸移動説を発見したウェゲナーになった気分だった。


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大陸が徐々に近づいていく

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接合!

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離れないように「チギリ」でつなぎとめる。天板の厚みの三分の一から二分の一の深さまで掘ってチギリを埋める。

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出っ張った部分を削ってフラットに仕上げる。


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こんな感じ。

木というものは湿度などの変化によって、反ったり捻じれたり割れたりする。その変形する力は板の中央と両端ではかなり違う。だから2枚の板を接合するときはできるだけ力の均衡がとれるように、端同志あるいは中央同志でつけてあげる。

パンゲアスタイルだと同じ丸太からとった兄弟の板を端同志で接合するので、しかも木目に沿って削り合わせるので木目が切れず、木にとって無理がない。だから木が暴れない。

(木には無理がないけれど、作り手はかなり無理してますが。)



さあ、もう一台!

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by daifunka_blog | 2014-06-16 08:36 | 新作、オーダー家具

ダイニング/座卓テーブルと特注棚納品

名古屋納品無事終了♪


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脚を付け替えて座卓にもなるダイニングテーブル。
お客さんが多く集まるときは、椅子がいらない座卓が便利。
普段は赤ちゃんの世話をしながらの食事になるので、差し向かいで手が届くように天板の幅は狭目に。

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ダイニングの天板の続きで小ぶりなローテーブル。テーブルを2台並べると木目がつながる。






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別件納品の棚。
下からビールジョッキ、CD,ステレオ、雑誌がぴたりおさまり、動線、視線を遮らない。
名古屋市西区浅間町「ぼるく料理店」様。































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by daifunka_blog | 2014-06-12 10:38 | 新作、オーダー家具

矢じり作りと古道探検

週末は、先日とってきた下呂石で矢じりを作ろう!ということになった。
石があるからと言って矢じりが作れるわけじゃない。

石を打ち欠くハンマー用の石が必要だ。河原に行って手ごろな大きさの丸石を集める。

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次に細かな細工をするためにシカの角が必要。角の先端で矢じりのエッジを整えるため。
そこで村の霊峰「位山」に向かった。以前、子供たちがそこでシカの角を拾ったことがあったから。

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位山道という古道に入ってみた。案内板によればこの古道は続日本書紀にも載っている古い道らしい。

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鬱蒼としたひのきの森の暗がりでギンリョウソウ発見!別名ユウレイダケ。

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日当たりが良くて水はけもよい古道の土手にはヤマナシ。

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皮をむいて小さな実を口に入れるとしゃきしゃきとした歯ごたえに甘酸っぱい味。確かにナシだ!

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さあ、これで準備は整った。

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作るぞ!

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1時間後、切り傷とマメを作って矢じりつくり終了♪
形を整えているうちに割れてしまって、小さな矢じりしか作れない。もっと修行して大きな槍なんか作ってみたいなぁ。
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by daifunka_blog | 2014-06-10 12:35 | 飛騨暮らし

特注の棚 隙間に合わせて

いよいよ梅雨。工房の周りの花もしっかり季節に合わせて彩りを変えて来てます。

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天板の直しに続いて、古くからのお客さんの注文。
オープン時から内装、カウンター、スツールなど担当させてもらった居酒屋の追加工事。

カウンターの影のちょっとした隙間に、生ビールを注ぐ時、ジョッキを一時置くための棚。それだけじゃもったいないから上にはCDやオーディオ、雑誌が置けるようにサイズを合わせて。
狭い店内を一人で切り盛りしてるので、動線を妨げないように棚のボリュームはできる限り削って壁着け式。

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壁着けなのでなるべく軽くするために材は薄く。薄い材は大気中の湿度の変化で敏感に動くので、木取りしたらしばし大気にさらして材が持ってるこわばりを解放してあげる。加工が始まったら湿度が変わらないうちに一気に作業を進める。

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あとは取り付けを待つのみ。

よしよし、うまく行った!気持ちいいなぁ梅雨の晴れ間は!

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by daifunka_blog | 2014-06-06 11:25 | 新作、オーダー家具

ナチュラルエッジのテーブル

製材所に丸太が運び込まれるとまず、機械でガリガリガリと皮をむかれる。
丸太は地面をころがされ泥や石がめり込んでいるので、このまま製材機にかけると刃物が傷んでしまうからだ。

板になってもこの時のガリガリ痕が残っている。
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うちの工房ではこのガリガリ痕がなくなるところまで年輪をたどって削り出すのが定番のスタイル。
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ノミや彫刻刀を使って数年分の年輪を掘り出していく

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それはまさに遺跡の発掘のよう。刷毛やコテでひとかきひとかき土をよけて少しずつ時間を遡っていくように、僕らはノミを頼りに年輪に秘められた時間をたどっていく。




























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by daifunka_blog | 2014-06-03 20:33 | 新作、オーダー家具

最古の職人技



あんまり暑いので仕事を昼で仕舞って森の奥の渓流に行ってきた。
ここは下呂石と言って縄文時代から石器を作るのにつかわれる石が出るところ。

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早くも小さな下呂石発見!

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石を裏返すと沢蟹。沢蟹は水に放して、わさびが生えていたのでゲット。

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矢じりを一度作ってみたことがあって、これはなかなかの職人技だと実感した。僕が作った矢じりはごつごつして厚いのだが縄文人の手になる矢じりは透けるほど薄く、表面は一面にさざ波のような細かな凹凸で埋められている。

これは誰でもできる技じゃないと確信した。きっと当時にも石器つくりがうまい人、下手な人がいて、うまい人は他の人の分まで作っていたに違いない。石器職人である。
世界最古の職業は石器職人だった!

モノづくりに携わる自分としては、この最古の職人技を身に着けて「伝統の技を受け継ぐ~」と名乗ってみたいものだ。



今回はうちの末っ子も同行。彼の夏休みの工作でもあるので。
こうして原材料から取りに行くと、石器がただのモノではなく、森や渓流の音、匂い、冷たさ、蜘蛛の巣や沢蟹、魚と結びつく。
こういった経験はモノに囲まれて暮らしが浮遊しがちな現代において、地に足をつけ現実を見失わない標になるのではないかな?と願う。

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さよなら川の神様。たくさんの石をありがとう♪
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by daifunka_blog | 2014-06-02 10:41 | 飛騨暮らし